インプラント
こんなお悩み・症状は
ありませんか?
- 歯を失ったけれど、入れ歯やブリッジに抵抗がある
- 入れ歯・ブリッジをもっと噛みやすくしたい
- 入れ歯・ブリッジをもっと自然な見た目にしたい
インプラントについて
インプラントは、歯を失った場合に行う義歯治療です。
着脱する入れ歯と異なり、歯を失った場所にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に被せ物をすることで、顎に固定させます。
ズレたり動いたりすることがないため、ご自身の歯と同じような感覚で噛むことができます。
入れ歯・ブリッジ・インプラントの違い
インプラント | ブリッジ | 入れ歯 | |
---|---|---|---|
見た目 | 影響なし | 影響なし | バネが目立つなどの影響あり |
噛む力 | 天然歯とほぼ同様 | 天然歯とほぼ同様、ただし過度に強く噛めない | 天然歯よりは劣る |
装着感 | 違和感なし | ほぼ違和感なし | 違和感・異物感を感じる |
残存歯への影響 | なし | 隣接する歯を削る必要がある | バネをかける歯の負担が大きい |
治療本数 | 欠損歯が多くても治療可能 | 欠損歯が多いと治療不可能 | 欠損歯が多くても治療可能 |
手術 | 外科手術が必要 | 必要なし | 必要なし |
治療期間 | 3ヶ月〜 | 短期間 | 短期間 |
耐久性 | 半永久的 | 約7〜8年 | 約3〜5年 |
費用・保険適用 | 保険適用外 | 保険適用(※材料によって保険適用外) | 保険適用(※材料によって保険適用外) |
入れ歯やブリッジからインプラントに変えられますか?
可能です。
部分入れ歯をお使いの方
バネをかけている両隣の歯・歯ぐきの健康状態をはじめ、口腔内が安定していればそのままインプラントに変えることができます。
総入れ歯をお使いの方
総入れ歯をお使いの場合は、All-on-4という治療法を行います。
4本のインプラントを顎に埋め込み、10本〜12本の人工歯を固定する治療法です。
ブリッジをお使いの方
被せていたブリッジを外し、両隣の支えになっている歯(支台歯)には被せ物をして、歯を失った場所をインプラントに変えることができます。
インプラント治療ができない方
- むし歯・歯周病などがある方(治療後に施術可能です)
- 顎の骨の量が少ない方(骨を増やす治療を行ってから施術できる場合もあります)
- 心疾患、高血圧症、糖尿病などの持病をお持ちの方
- 血液がサラサラになるお薬を飲んでいらっしゃる方
- 妊娠中の方(出産後に施術可能です)
インプラント治療は外科手術が必要になるため、全身の健康状態が安定していることと、むし歯や歯周病などの細菌感染のない良好な口腔環境であることが大切です。
そして、顎の骨の量も重要です。インプラントを埋入する骨の密度・量が足りないと、インプラントが安定しないため、状態によっては骨を増やす治療が必要な場合があります。
持病をお持ちの方・お薬を服用中の方は、主治医の先生とご相談の上、施術の可否を確認いたします。
カウンセリングの際に必ずお申し出ください。
インプラントは高額な治療?
他の義歯治療と比べて、インプラントは1回にかかる費用が高額であることは間違いありません。
ただし、それは最初にかかる費用が大きなだけで、生涯かかるメンテナンスの費用を考えると、逆に安価に済む場合もあります。
なぜなら、入れ歯やブリッジなどは寿命があるため作り替えの必要や、支える歯がむし歯や歯周病になるリスクがあります。
対してインプラントは半永久的に使用できるため作り直しの必要がなく、周囲の歯に影響を与える心配がありません。
もし費用面からインプラントを懸念されている方がいらっしゃいましたら、お口の状態を確認した上で、適した治療法や金額をご案内いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
インプラント治療の流れ
※代表的なインプラント治療の流れです。治療方法により、一部治療の流れが異なる場合があります。
- カウンセリング・説明
- まずは患者さんの今のお口と全身の健康状態を確認し、ご質問などを伺います。その上でインプラントの治療法、メリット・デメリットなどをしっかりご説明します。
カウンセリングを行った上で、手術に進みたいご意向が明確になりましたら、術前検査を行います。
- 術前検査
- 歯科用CTを使用し、歯・顎の骨の状態を3Dの立体映像として撮影します。
CT撮影をすることで、骨の量や密度、神経、血管の位置などを把握できるため、安全に治療を行うことができます。
- 治療計画のご説明
- 術前検査をもとに立案した治療計画をご説明します。不安を残したまま手術に進んでしまわないように、疑問・質問など、不安に思うことがあればなんでもお話しください。
- 一次手術
- 手術は一次手術、二次手術の2回に分けて行います。
一次手術では、歯ぐきを切開し、顎の骨にインプラントを埋め込む処置を行います。顎の骨とインプラントをしっかり結合させるために3ヶ月前後の治癒期間を設けます。
- 二次手術
- 二次手術では、一次手術で埋め込んだ人工歯根の上に、被せ物を繋ぐアバットメントという土台を取り付ける処置を行います。
この時、人工歯根部分は再生した歯ぐきに覆われているため、歯ぐきを切開する処置が必要になります。
- 被せ物の製作
- 数週間の治癒期間を設け、歯ぐきが治癒したことを確認できたら、被せ物を製作します。
- 被せ物の装着
- 被せ物が出来上がったら装着し、完成です。
インプラントは天然歯同様、セルフケアとプロケアが非常に大切です。メンテナンス方法もしっかりお伝えしますので、取り組んでいきましょう。
インプラントのメンテナンスの重要性
インプラントを長期的に使用するためには、天然歯同様、メンテナンスが非常に重要です。
インプラント治療後に最も起こりやすいトラブルが「インプラント歯周炎」です。
歯周病と同じで、歯垢に潜む歯周病菌がインプラントを埋入した周囲の歯ぐきに炎症を起こし、痛みや膿みなどを発生させます。
進行すると最悪の場合はインプラントが脱落してしまったり、抜かなければならなくなることもあります。
そうしたトラブルを防ぐために、ご自身で丁寧なブラッシング(セルフケア)をうことと、定期的なクリーニング(プロフェッショナルケア)を受けることを心がけましょう。
当院では、歯科医師・歯科衛生士がお一人お一人に適したケア方法をお伝えしますので、ご安心ください。